第五回日蘭学生会議

HPの更新を滞らせてしまい、大変申し訳ございませんでした。引き続き、本HPにおける日蘭学生会議の情報と成果の発信を再開していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

2014年の第五回日蘭学生会議は8月17日から9日間、大阪を中心に日本で開催されました。今回は、”Ageing Population: to realise the society led by the active, willing elderly”という題目について、オランダ側19人、日本側12人の計31名のメンバーで英語によるプレゼンテーション、ディスカッションを行いお互いの意見を交換し、更にゲストスピーカーをお呼びしての講演会やスタディーツアー、二回のワークショップを通して、日本の高齢社会に対する理解を深めました。

今後、先進国を中心に長期的な少子高齢化の進行が見込まれ、それは日本もオランダも同じです。急速な人口構成の変化を背景に顕在化するであろう従来と異なる社会問題に対して、しかし日・蘭の社会は別々の施策を講じています。前回の日蘭学生会議で議論されたグローバルな「環境問題」と違い、ローカルなアプローチを必要とする今回のテーマに関しては、それぞれの国民のエートスがより強く反映された興味深い意見が多々挙げられました。日本で行われた今回の会議で実際に日本の福祉・介護現場で働く人々との対話やお年寄りとのふれあいを経て、オランダ人学生たちや私たち日本人学生ですらその存在を強く認識することとなり、今までと違った見方でこの大きな社会現象を見直す大変貴重な機会となりました。

このように第五回日蘭学生会議は参加したどの学生にとっても大変充実したものとなりました。本会議に携わっていただいた関係者様方、訪問を受け入れて下さった企業・施設の方々、並びに本企業を助成いただいた大阪大学様(第15回課外活動助成金様)にはこの場をお借りして深く感謝申し上げます。


外国語学部4年 川谷真以

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